昨日は、子連れで、知人の劇団の稽古場に遊びに行ってきました。
団員の子どもたちがたくさんの劇団です。春休みの子どもたちと、劇団員のお父さんたちと一緒に息子もあそんでもらって母も一息。既存のおもちゃではなく、稽古場にあるもので、子どもの遊びを考える姿が刺激的でした。私も今まで、小さな身近なもので遊ばせてきたけれど、そろそろ、息子も1歳8ヶ月。全身を使う遊び色々考えて行きたいな。と思いました。
さて、ブログタイトルの「演じる気持ち」ですが、
劇団の子どもたちの中の一人が、お父さんのギターの演奏にのせて
パントマイムの壁を演じてくれたのです。
あっちにもこっちにも壁があって、閉じ込められて、脱出するまで・・。を。
先日の3・11のイベントの私がパフォーマンスでそんなシーンを一輪車の曲芸の前に演じたのです。
そのあとおうちに帰ってから、突然やり始めたんだよ。と、彼女のお父さんが教えてくれました。
その演技を見ていて、私が最初にマイムを習い始めたころのことを思い出しました。マイムの師匠に出会って最初の頃に習ったのは、壁を見せるテクニックではなくて、「マイムの壁を演じるなら、その壁の存在に対して、自分の気持ちをどう動かしていくか」ということでした。
それまでの私は、テクニックをどう見せるか。とか、他の人がやっているのと違うことをどうしたら、できるのか。とか、上手とか下手とかそういうことにばかり
捕らわれていたように思うのです。
「ありきたり。でも、構わない。」
(決して創造することを放棄してそういってるわけではないのですが、根っことしてそれを大事にしたい)
舞台の上でも、日々の日常でも、自分の気持ちをうんと動かしていきたい。
そんなことを思う今日です。
香山ひまわり