2017.7.18 松代寺町商家・日韓交流公演お手伝い
先日、故郷松代での人形劇とパントマイムの公演のお手伝いに
家族で行きました。
人形劇のコ・キュミさん、マイムのキム・ボンソクさん
そして、マイムの清水きよし先生(私のマイムの先生なので、
先生つけさせていただきますね)
音響は、アン チエさん、照明は ウ スジョンさん
舞台監督は大島伎右助さん 音楽は高屋敷庄一さん
場所は、松代の寺町商家の質蔵。
地元で共催して下さったのは、松代街歩きセンター。
地元の文化財をただ保存するだけではなく、
文化活動の拠点に。と一生懸命取り組まれています。
公演の準備も宣伝も、清水先生、そして、地元の皆さんが
一生懸命にやられて、私は、本当に受付をちょこっと
お手伝いさせて頂いただけで、ただいま、偉そうにブログを
書いています。(*^^*)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
素敵な公演でした。
日韓の文化の違いや共通点というよりも、それぞれのアーチストが、
それぞれの想いをこめた表現というのが心に残りました。
自分をどこか、いつもと違う次元に引っ張っていてもらっているような
不思議な感覚でした。
キュミさんの花という作品が演じられる前に
「人は花のように何も言わずそっとやってきて、何も言わずそっと
去っていく」と、そんな思いを込めました。との言葉。
作品見る前にその言葉だけでぐっと来てしまいました。
その花の作品をみながら、二年前に生まれてきてくれた息子、
そして、昨年、送った祖父母のことを考えていて、涙がでそうに
なりました。
キュミさんの作品もボンソクさんの作品も人生を
考えさせるものでした。
舞台の余韻が今も私の中を駆け巡っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後に 松代大本営のこと。
松代は、戦時中に朝鮮半島の人たちの過酷な労働によって掘られた
地下壕があります。正確な数はわからないというものの
犠牲になった方々のことを思うと、ぎゅっとしめつけられるような
気持ちになります。
多感な学生時代、私はその地下壕のある町に生まれ育って、
それを伝えたり、新しい関係を築くために何かできることはないのか。
と考えたり行動していました。随分長い間その気持ちや考えと
離れていて、これから、何ができるのかどうか。今は、
本当にわからないのですが、海をへだてただけのほんとうに
近い国のアーチストと出会えたこと、作品に触れられたこと。
嬉しい出来事でした。
小さな信頼の積み重ね、アーチスト同士の共同作業。
大事なことを教えてもらった気がします。
公演していただいたアーチスト、そして日韓のスタッフ、
快く共催していただいた松代街歩きセンターのみなさま、
私の実家の家族に感謝いっぱいの旅でした。
お宿として、一行を泊めて頂いた布袋屋さんもありがとうございました!
本当に素敵なゲストハウスです。
韓国語で、ひまわりは、「ヘバラギ」というそうです。
その響きはなんだか、くすぐったい感じでした。
でも教えてもらって嬉しかった。
香山ひまわり
#松代大本営 #日韓交流 #寺町商家 #香山ひまわり